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2007年7月29日

The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars(邦題:ジギー・スターダスト)/ David Bowie


リリース:1972年
評価:★★★★★
コメント:「デヴィッド・ボウイ=グラム・ロックのスター」というイメージを未だ持ち続けている方はいないとは思いますが(^^;

それでもD.ボウイの感覚/感性やイメージというものが確定された作品として、本作は語り継がれてゆくのだろうと思います。

ファンタジー色が強いかと思いきや、シビアな現実を投射しているリリックや、「ジギー・スターダスト」を出現させ自らとジギーをシンクロさせる事で、自らを作中作の人物に仕立て上げるという演劇的とも言えるパフォーマンス/発想などなど。

D.ボウイの創造性がアクティブに外に向かう形で表われた時期の作品なのだと思います。

[4]や[9]といったD.ボウイ初期の名曲を含むという点のみならず、[1]で「あと5年しか残されていない」と逼迫した状況を歌ったかと思えば、[5]では「自ら幕を引くのは簡単じゃない」と歌い、[11]では「ロックンロールによる自殺」と露骨なタイトルを挙げるも、「君は独りじゃない、さあ手を」と歌う・・・

それらリリックを追いかけるだけでも非常に面白い作品なのだと思います。
収録曲
1. Five Years
2. Soul Love
3. Moonage Daydream
4. Starman
5. It Ain't Easy
6. Lady Stardust
7. Star
8. Hang On To Yourself
9. Ziggy Stardust
10. Suffragette City
11. Rock 'N' Roll Suicide

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